Zahnrad 3×2で作るリッチなギターサウンド!その音作りの秘密に迫る!!

Zahnrad 3×2 Tips
こんな感じの内容です!

クリーンブースター Zahnrad 3×2 でリッチなギターサウンド!その音作りの秘密に迫る!!

ハードロック・ヘヴィメタル一辺倒の人生を送ってきた私が、大人になって困っていること。それはブルージーもしくはソウルフルなプレイやサウンドメイキングの経験が全くないという事です。今回そんな私が、SNSで知り合ったギターサウンドメイキングの達人から技を盗み、習得していこう…という企画です (笑)。とくに、Michael Landau (マイケル・ランドゥ) のような音作りがしたい…という方にはオススメの記事です。皆様も是非お付き合いください♪

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ギターセッションのコンセプトについて

現在流行している音楽、ギターサウンドとは?

2021年現在、ネオソウルギターが流行。数年前までDjent (ジェント) 等の流行もありましたが、音楽のヘヴィ化の流れは落ち着きを見せ、歌モノもインストモノも歪みは落とす傾向にあります。

また、昨今ではSNSを通じたギターコンテストも数多く開催されていますが、多くの参加者のプレイスタイルを見ても歪みを抑えたニュアンス重視の音作りがトレンドになっています。つまり、ハードロック的なギターサウンドしか作れない私にとって、苦戦を強いられる状況と言えます。

そういった中で、某ギターコンテストで一際リッチなギターサウンドを放ち、独特の存在感を放っていたnkyさんに一目惚れ (一耳惚れ?)。私の方から一方的にアプローチし、今回のコラボをご了承いただきました。

勿論、ギターサウンドメイキングのノウハウについても、色々教えて頂いたので、備忘録という形でブログに残そうかと思います (きっと、皆様のお役にも立つ情報ですよ!)。

 Zahnrad “3×2” について

某ギターコンテストでnkyさんのギターサウンドに惚れた私…。そのサウンドの秘密について図々しくも、SNSを通じてお伺いしてみました。nkyさんによると、当時のサウンドの中核を担っていると紹介頂いたのが、今回取り上げたZahnrad 3×2となります。

以下にメーカーHP “http://naturesound.jp/3x2rev/” に掲載されている製品情報を転載しておきます。

60年代中期ブラックフェイス実機(ビルダー所有)を徹底追究。 2台あわせて組み込めば本格的なブラックフェイスサウンドが完成します。いつもの定番アンプが Vintage Amp に生まれ変わる瞬間をどうぞ。
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VOLUMEノブを抜き出した [3×2]
ナチュラルな質感を失わずに絶妙な艶を付加して、定番アンプで極上のヴィンテージサウンドを実現。音圧感と音抜けを両立しつつ、パワフルな低域と巧みに抑えられた中域、煌びやかな高域を出力します。 音楽史に刻まれた伝統のサウンドをお楽しみください。カーボンコンポジット抵抗、トロピカルフィッシュを採用。

ご紹介頂いた後、すぐさま入手した単純な私ですが、インプレッションとしては、ハイの成分が際立ち、低音側の巻き弦のブリっとした質感・サウンドの色付けが気持ちよく、程よいコンプ感も音の存在感が増して良いなーと気に入りました。

今回の企画では、この機材を使用してセッション。nkyさんのようなリッチなサウンドメイキングを目指しながら、音作りのコツについて分析していきます!

今回のセッションについて

今回のセッションに用いたオケは私が作成したものです。このオケに中心となる、少し泥臭い感じのギターリフは、Zahnrad 3×2にインスパイアされて思いついたフレーズです。そこに、アコギやマンドリンを盛り込んだアレンジを行ったことで、カントリーポップ的な仕上がりになりました。

アコギのマイキングについては、下記リンク先の過去記事も是非チェックしてみてくださいね♪今回はコンデンサーマイク sE Electronics x1を使用しています。

 https://soundville.net/2020/08/10/mic-for-acoustic-gt/

コード進行、曲展開も非常にシンプルなので、ギタープレイやサウンドをチェックするにはちょうど良い感じですよね♪以下、今回のパートの割り振りです。

イントロ : Naoki (a.k.a. Soundville…つまり私です笑)
1st Solo : Naoki
2nd Solo   : nkyさん
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セッション動画と音作りについて

セッション動画をチェック♪

いかがでしたか?

2人のサウンドの違いは明確。私のサウンドは中低音が効いた温かみのあるサウンド。一方で、nkyさんのサウンドは心地良い歪みと、弾き手のニュアンスがしっかり反映される立体感のあるサウンドが特徴です。

弾き手やフレーズによる差はあれど、Zahnrad含む足元のペダルによるサウンドメイキングによる違いは大きく、私とnkyさんの間には、音作りに対する思想も大きく異なることが分かります。

2人の使用機材について

今回使用した機材は以下の通りです。

nkyさんの機材

Guitar:
Suhr 初期型 (フロントPU, Vol=10/ Tone=7)

Amp: Dr.Z Carmen Ghia
Mic: SHURE SM57

Effects:
① Valkyrie Spear Violence Booster (ブースター)
② Zahnrad 3×2 (ブースター)
③ Pedal diggers 819 mini (オーバードライブ)
④ strymon el capistan
⑤ Zahnrad REV (リバーブ)
Soundvilleの機材

Guitar:No Brand (リアPU (コイルタップ), Vol=10/ Tone=7)

Amp: Dr.Z SRZ-65
Mic: SHURE SM57

Effects:
① Zahnrad 3×2 (ブースター)
② Pracevo Effects TSCC-01 (オーバードライブ)

※ nkyさんには、私のリードプレイが入ったオケをお渡ししたため、私のサウンドに合わせるように意識して頂いた節があることも、注意書きとして残しておきます。

nkyさんの音作りに迫る!

今回のnkyさんの音作りのポイントについて聞いてみました。

ポイントはエフェクトボード内の前段に使用されている2台のブースター。これらブースターでバリっとした質感を作り出し、ニュアンスに応じてクランチ感が出るように歪みペダルを挿しつつ、両者のバランスを取るとのこと。

また、Zahnrad 3×2については、基本的にはON/OFFで音量差が出ないように設定しているらしく、ブースターとしての役割ではなく、あくまでサウンドの色付け目的に使用されているようです。

…こういったサウンドメイキングへの思想について聞き、ビギナーの私は感嘆するばかりでした (笑)。ちなみに、私は強くピッキングした時に若干歪むぐらいにツマミを設定しただけでした (思想ほぼ無し)。

nkyさんについて

nkyさんはおそらく私と同世代 (違うかも?)。20代の頃にはプロミュージシャンとして活動されていたギタリストで、ロックやブルース、フュージョンにも精通されています。

nkyさん

やはり魅力は音作り含めたニュアンス溢れるギタープレイ。速弾きなどのテクニックに頼らない、本質的なカッコ良さがあります♪

音楽機材にも広い知識をお持ちで、新進気鋭のペダル含め良いモノを取り入れ、独自のリッチなサウンドを生み出す、私にとっては音の魔術師です。

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セッションを通じて

ギターの音作りについて (所感)

サウンドメイキングは奥が深いですね…。音の善悪は一概には決められず、基本的には色んな音楽、良い機材に触れて、自分好みのサウンドを見つけることが重要だと感じました。

その中で、今回の私のように好きなサウンドを見つけたら、そのサウンドを生み出しているギタリストを研究して、そのノウハウについて学ぶ…。その繰り返しにより、より良い自分だけのサウンドに辿り着くのではないでしょうか?

近年リリースされているペダルは非常に高品質。名の知れたブレンドの製品であれば、そこそこの性能は約束されているといって良いと思います。それぞれのペダルには複数ツマミがあったり、他の機材と組み合わせることで様々なサウンドが生み出せます。

新しい機材を買うのも楽しいですが、一つの機材をとことん使いこなす…そんな取り組みの中から学ぶことも多いと思いました。

今後の展望

今回のセッションは実は序章。nkyさんには次のオリジナルギターインスト製作においてもコラボを申し込んでいます。曲のモチーフもできているので、次作に向けて活動を継続します。

次回作ではギターサウンドへのこだわりも発揮!リスナーの方の心を掴めるように頑張ります!

 

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