大橋トリオが認めた才能。連弾しながら弾き語る姉妹ユニットの1st EP。
大橋トリオといえば、多くのアーティストを手掛け、自身でも作品をリリースする多彩、かつオシャレなアーティストとして知られていますね。
大橋トリオはスティーリー・ダンにように音楽へのこだわりが強いことでも知られています。そんな彼に若くして認められたピアノ連弾ユニット 『Kitri』は大注目ですね。
Kitri 『Primo』
Kitri (キトリ) とは?
幼少時よりクラシックピアノを嗜み、大学でも作曲を専攻していた姉妹、モナ (姉) とヒナ (妹) から成る音楽ユニット。
ピアノを連弾、さらには弾き語るという、そのスタイルはユニークで斬新。さらには、二人は姉妹ということもあり、話題性十分!
ピアノの連弾も複雑かつ早いパッセージが次々に飛び出て、『弾き語りながら弾けるの!?』と思わせるほどの技術。そこは長きにわたって培われてきた二人の音楽センスと技術が為せる技なんでしょうね。
ご家族含め大橋トリオのファンであり、ファンクラブイベントを通じて、Kitriの音源が大橋氏に渡り、その才能が認められたという流れです。
1st EP 『Primo』
大橋トリオに見出された後、彼がプロデュースする形で過去音源を再録した『Opus 0』を配信。大きな反響を得た彼女らが満を持してリリースした1st EP “Primo”。
そのジャケットはまるで絵画のように美しく、独特の世界観が彼女たちの作り上げる音楽をうまく表現していますね。
あくまで、ピアノの連弾を最大限に生かし、美しく個性的なメロディを、素朴かつシンプルな歌声で表現する…。聴けば聴くほど引き込まれる世界観がそこにあります。
リードトラックとしてMVも作成された羅針盤では、打ち込みトラックとのコンビネーションによりモダンなリズムも取り入れられ、非常に斬新なアレンジが施されています。そのあたりの大橋氏のアレンジセンスに脱帽ですね。
中核を為すピアノは、低音が効いたジャジーなサウンドに仕上げられ、ボーカルトラックは余計なギミック無しで、歌そのものの良さがストレートに伝わる仕上がりになっています。
そういったサウンドデザインは大橋トリオの作風と同様であり、大橋氏のアレンジ・サウンドメイキングが、彼女らの音楽とばっちりハマっています♪
現在の活動について
2020年1月にはフルアルバム 『Kitrist』がリリースされ、ますます精力的に活動中 (もちろんプロデュースは大橋トリオ氏)。
コロナウイルスの影響により、いくつかのイベントが中止されていますが、今後ますますの活躍が期待されます。一度彼女たちのコンサートを生で体感してみたいものです。
KitriのHPも赤に彩られた個性的なページであり、ARTも楽しめるので、是非チェックしてみて下さいね。