Sarah Buxton 『Sarah Buxton』

カントリーシンガーサラ・バクストン (Sarah Buxton) 音楽レビュー

 

こんな感じの内容です!

キース・アーバンのあのヒット曲を提供した女性シンガーソングライターの隠れた名作。

日本では、海外で大ヒットしている一部の音楽の情報しか入ってきません。
でも、世界中には素晴らしい音楽がいっぱい。そんな音楽を捜し当てるのが醍醐味の一つですよね。

今回もアメリカで偶然発見した、素晴らしいカントリーポップを紹介。Disney Music傘下のLyric Street Recordsにも所属していたので、当時Disneyチャンネルを通じて聴いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

 

Sarah Buxton 『Sarah Buxton』

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Sarah Buxton (サラ・バクストン) とは?

彼女は音楽の街、アメリカのナッシュビルを中心に活動するカントリーミュージシャン。ご本人の歌唱も素晴らしいのですが、近年ではソングライターとしての認知度の方が高いです。

Sarah Buxtonはアメリカのカンザス州出身で、子供のころから音楽を触れて育ちました。その後、ナッシュビルのベルモント大学で音楽を学び、現在もナッシュビルをベースに活動しています。

彼女はすぐに音楽業界で成功を収めた訳ではなく、下積み時代では音楽業界と自分の声質がマッチするのか…と悩みを持ちながら、バックコーラスとして様々なアーティスト (ケニー・ロジャース等) をサポートしつつ、作曲家としての活動にも力を入れてきたようです。

彼女の声質はハスキー且つ、良い意味で無邪気さを感じる唯一無二の存在感があります。この魅力的な歌声がご本人の悩みの種になっていたとは愕きの事実です。

そして、2006年、Disney Music傘下のカントリー専門レーベル Lyric Street Recordsと契約。“Innocence” でソロデビューを果たしました。

ターニングポイントと音楽業界での成功

彼女のソロデビューと同年、カントリーポップ界のスター Keith Urban (キース・アーバン) が彼女の手掛けた “Stupid Boy” をカバー。Keith Urbanが歌ったこの曲は、2007年のカントリーチャートの年間7位を記録する大ヒット。さらに彼は、この曲でベストカントリーボーカルパフォーマンス部門でグラミーを受賞します。

※ この曲は日本でも国内盤がリリースされた『Love, Pain & the Whole Crazy Thing』に収録されています。

米国でも人気者のKeith Urbanが取り上げた事で、当然Sarah Buxtonにも注目が集まります。そして、2010年ついに彼女自身のソロアルバムをリリース。それが本作となります。

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Sarah Buxton 『Sarah Buxton』

この作品を制作するにあたり、プロデューサーにはDann Huff (ダン・ハフ) が迎えられています。
彼はカントリーポップ界の大物プロデューサーであり、Bon Jovi (ボン・ジョヴィ)、Keith Urban (キース・アーバン) やRascal Flatts (ラスカル・フラッツ) 等、日本でも人気の高いアーティストも数多く手掛けています。

そして、彼女の夫でもあり、カントリー界の凄腕セッションギタリストのTom Bukovac (トム・ブコヴァク) も全面参加。2010年に入籍したそうなので、この作品を通じて仲を深めたのかも??

そして、本作の内容としては、彼女のハスキーでキュートな歌唱を活かしたノリの良いカントリーポップが展開されています。若手歌手にはみられないこなれた感じと、時折差し込まれる語りのようなパートが特徴的で、彼女自身が手掛ける楽曲はポップなものからメロウなものとバリエーション豊かで非常に魅力的。彼女の溢れる才能と多彩さが伝わってきます。

ちなみに、#10 “Stupid Boy” はKeith Urbanに提供した楽曲のセルフカバーKeith Urbanとはまた違う、彼女の魅力が詰まった仕上がりに。

作曲家としては勿論、シンガーとしての素晴らしい歌声、歌唱が堪能できます。

 

さらにマニアックな話

最近知ったのですが、東日本大震災のチャリティーアルバム  Aisa introducing I.H.O 『Music Loves You』にSarah Buxton (Featuring Tom Bukovac) が参加していました。

本作は、中心メンバー (日本人) が作った『アイノアイノウタ』 を、世界各国の音楽が盛んな都市のミュージシャンがカバーするというユニークな作品。本作の中心メンバーのうちの一人、徳永孝音氏 (ギタリスト 徳永弘文氏のご子息) がナッシュビル留学時に知り合った音楽仲間にもこの話を持ち掛け、賛同してもらったという流れのようです。こういったチャリティーに協力してくれるSarah & Tomご夫妻の温かい気持ちにも感謝ですが、こういった作品を通じて彼らの優れた才能が日本にも知ってもらえる機会になるというのは、素晴らしいことですね。ちなみに、本作には多くのバージョンが収録されていますが、中でも彼女らが手掛けたナッシュビルバージョンが秀逸で、私自身最も気に入りました。

音楽をリードしているのはナッシュビルであると確信!行きたい!! (切実)

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Tom Bukovac氏がコロナ禍をきっかけに開始したYouTubeギターレッスンにおいて、時折彼女が登場し、仲睦まじい様子を見せてくれますよ。Tomについても本ブログで記事 『ナッシュビルの凄腕セッションギタリスト:Tom Bukovac』にしていますので、興味のある方はチェックしてみてくださいね。

 

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