GIU主催のギターコンテスト動画でレコーディング実験の成果もチェック!?
ギタリストのためのオンラインサロン“ギターイノベーション大学” 通称 GIU がこの度ギターコンテストを開催 (2020年10月段階)。オンラインサロンのメンバーのみならず、ギター好きなら誰でも参加可能なイベントとのことで、今回私も思い切ってエントリーしてみました。
せっかくなので、これまでレコーディング実験を活かす形で挑戦してみたので、過去記事を振り返りながら自分のプレイをレビューしてみたいと思います。
GIUギターコンテストについて
まずは、今回の素晴らしい企画、GIUギターコンテストについて軽く触れてみたいと思います。そもそも、GIUって何なの??という方も少なからずいらっしゃるかと思います。
オンラインサロン “ ギターイノベーション大学 – GIU ”
ギターイノベーション大学は2019年7月に発足されたギタリストのためのオンラインサロン。入会金は1500円/月と動画や音楽配信サービスと同じような費用で、多くのギタリストとの出会いを創出、さらにプロのギタリストと意見交換することも可能となります。プロの方々の裏話も聞ける動画も多数配信されているようなので、参加されているギタリストのファン…という方も入会してみる価値があるのではないでしょうか…!?
その中心人物は小林信一氏、宮脇俊郎氏、山口和也氏など講師や人気教本の著者、カリスマYouTuberとしても活躍される実力派ギタリストの方々で、各々の発信力を活かして多くのギタリストを巻き込んだコミュニティを築きつつあります。まずはサロンメンバー1000人以上!というのが目標とのことですが、達成する日も遠い未来ではなさそうですね。
GIUギターコンテストについて
今回開催されたギターコンテストについて、詳細はMASA BLIK ITO.COMさん “https://masablikito.com/giu-guitar-contest/” にて詳しい説明がありますので、私のブログでは概要のみ触れます。
簡単に説明すると、GIUから提供される12小節のオケに合わせてギター (エレキ、アコースティック問わない) の演奏動画を撮影。その動画をTwitter上にアップするだけ。オケ自体は30秒程度と短いですが、“シンプルだけで、ちょっぴりオシャレ” なコード進行となっているため、それぞれのギタリストのセンスや個性が大いに発揮できる、実はよく考えられたオケです。
以下リンク先のYouTube動画でも、今回のギターイベント企画の詳細に触れているので、是非チェックしてみてくださいね♪
コンテストへのエントリー動画作成!
弾いてみた動画はこれまでも何度かアップしていますが、動画の撮影方法や音源作成についても振り返りつつ、最後はフレージングについて説明したいと思います。最後の最後には私のエントリー動画もありますので、途中で脱落せず、最後まで読んでくださいね(笑)。
弾いてみた動画の撮影方法
今回もiPhoneで撮影し、無料アプリのiMovieで動画編集しています。また、音源についてはリードトラックのみアンプの出音をマイクで収音する形でレコーディングしています。
iPhoneを活用した“弾いてみた動画” 撮影方法については、過去記事で詳細説明していますので、是非ご参照ください。
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https://soundville.net/2020/05/25/danger-danger/
バッキングトラックのレコーディング
今回、GIUから提供されたオケを聴いて思ったのが 『バッキングトラック録りたい!』でした。私以外の参加者の方の多くもカッティングを盛り込んでいますが、私も例に漏れずカッティングが合いそうだなーと思う共に、その裏でうっすらアコギが鳴っていたら素敵に違いない!というのが第一印象でした
…ということで、まずレコーディングしたのはアコギ。アコースティックギターに合うマイクについても過去記事で一度検証、その時にスッキリした音像がオケに合いそうと感じたsE Electronics X1を採用しました。シンプルにコードをストロークする形で演奏しています。
アコギ収音用のマイクテストについては、下記リンク先の過去記事をご参照ください。
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https://soundville.net/2020/08/10/mic-for-acoustic-gt/
その他、クリーンなカッティング、後半の歪んだギタートラックはスッキリ聞かせたかったこともあり、アンプ録りではなく、プラグインでレコーディングしました。リードトラックとの差別化された控えめな音質になってるでしょ??
リードトラックはアンプ録り!
せっかくなので、リードトラックはアンプ録りにトライ!!リードトラックはパワフルな音で録りたいというのもあり、やはりアンプ録り独特の力強さと空気感を活かしたいと思った次第です。
今回、ギターとアンプの間にプリアンプとしてStudio Projectsの真空管プリ VTB1をつなぎ、そこからアンプに接続。プリアンプ以外はエフェクター等は使用せず、ほぼアンプ直の状態で録音してみました。
以前、真空管プリアンプとその中に搭載されている真空管の違いについて比較しましたが、その際はアンプ収音用のマイクとのプリアンプとして検証していました。今回は使い方が少し異なり、ギターのプリアンプとして使用していますが、この使い方にすることで更にダイレクトな真空管のナチュラルドライブが表現できるように感じました。真空管プリアンプを用いた検証については、以下の過去記事をご参照ください。
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https://soundville.net/2020/07/12/tube_micpre/
そして、アンプのマイク収音に用いたのSHURE SM57。空気感を伝えるならコンデンサーマイクに適していますが、存在感のある音としてひと際効果を発揮するSM57をチョイス。今回リードトラックはバッキングトラックとは同じぐらいの音量にしていますが、存在感が出ていますよね!
マイクの違いについても過去記事で比較しているので、是非チェックしてみてくださいね♪
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https://soundville.net/2020/07/26/mic-comparison-for-g-amp/
ギターソロのフレージングについて
■ バッキングトラックと絡むフレーズを意識。無駄な速弾きはしない
■ 終盤の転調では極力ロングトーンに逃げないフレージング
上記のルールを勝手に設けつつ、大好きなギタリストであるDann Huff (ダン・ハフ) を彷彿させるフレーズをこっそり盛り込んで弾いてみました。“どのあたりがDann Huff風なの?” という方には以下の過去記事がオススメ!Dann Huffの愛器を意識して自分のギターをカスタムした次いでにDann Huffの名演の一つ Giant『Stay』をコピーしています。
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https://soundville.net/2020/10/09/zexcoil_tribucker/
あくまでDann Huff風であり、ご本人様に遠く及ばない点については、ご理解頂きたくお願いいたします。あの境地に達するギタリストなんて、そうそういませんよね…。
最後に…
せっかくなので、自分のエントリー動画もチラリ。
今回の企画を通じて、自分も楽しめたのは勿論のこと、多くの優れたギタリストのプレイを堪能。また、一部の方とTwitterで繋がることができたのは、自分にとってメリットしかありませんでした。
次の機会も是非挑戦したいですし、自分のGIUに入ろうかマジで迷ってます。